HAReGI

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DenchuLab 展示のお知らせ

下記展示に参加します。お知らせぎりぎりになってしまいましたが

お時間許しましたら、ぜひ足をお運びください。

特に2月24日は平櫛田中美術館館長である、平櫛弘子さんをお迎えしての

トークを予定しています。今から楽しみです。

制作も大詰めです!

◆展示のお知らせ◆

DenchuLab.2017
会期:2018
年2月23日(金)〜3月4日(日)
時間:11:00〜17:00
会場:旧平櫛田中邸(台東区上野桜木2-20-3)
入場料:500 円

アーティストトーク:2月24日 13:00〜15:00
ゲスト:平櫛弘子(小平市平櫛田中美術館館長)

http://okatte.info/denchu/

◆DenchuLabとは◆

日本の近代彫刻を拓いた彫刻家・平櫛田中の旧居兼アトリエである旧平櫛田中邸を、アートを通じて地域・世界の人々と再生し、新たな創作と交流の場として育てていく活動の一環として、アーティストの制作・発表を応援する事業です。
3年目となる2017年度は、選考により2組のアーティストが決定。1ヶ月半の滞在制作を経て、作品を発表します。

◆ 作品について◆

●田村 香織

「 田中邸を纏う Get into Denchu 」

人のからだを中心に、その周辺を覆うものとして衣装と建築には多くの共通点類似点があります。衣服のシルエットは建築物の大きさ、部屋の形のようです。釦やファスナーの着脱構造・開閉部分は家の扉や窓。布の模様は壁や障子紙の柄のようです。田中邸を訪ねた際に印象に残った、入り組んだ間取り、窓の格子、窓ガラスの凹凸が成す模様などをデザインに落とし込み田中邸を『纏う』(=get into)試みをします。普段は舞台裏となる制作過程の記録や、過程で派生する品々、また出来上がった衣服の試着、販売もします。

●関根 ひかり

「 光の染みを拭く 」

「あれ、汚れかな」と思ったら、窓の外からの小さな日差しが、壁に光の染みを作っていた。
──家屋に入り込む太陽の日差しは、床や壁に光の染みを作ります。光の染みは、一刻一刻かたちを変え、拭きとり去ることはできません。滞在制作のあいだ、私は田中邸の掃除をつづけてきました。そして、「もう誰も住んでいない古い家を掃除する〈私〉」を一人称とした小説を執筆しました。『光の染みを拭く』という名前の小説です。そして、この小説の言葉によって光の染みを縁取ることで、田中邸の長い掃除を終わりにしようと思っています。掃除が終わった部屋に、小説がありますように。

◆◇◆◇◆◇◆
主催:でんちゅうず(NPOたいとう歴史都市研究会、一般社団法人 谷中のおかって)
協力:井原市、平櫛弘子氏、東桜木町会、東京藝術大学大学院保存修復建造物研究室
助成:アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)

お問い合わせ
DenchuLab.事務局
MAIL=dencyu@taireki.com
◆◇◆◇◆◇◆

 

豊永洵子ダンスパフォーマンス

豊永洵子ダンスパフォーマンス

衣装を担当しております。

関西の皆様、お時間許しましたら是非!

豊永洵子ダンスパフォーマンスのチラシ画像です

彼女の生き様、そのままアート

豊永洵子
1989年神戸生まれ。幼少より、お稽古ごとのひとつとしてダンスを習い始める。2009年筑波大学入学後、コンテンポラリーダンスに出合い、平山素子に師事する。2015年筑波大学大学院人間総合科学研究科修了(体育学)。東京でのダンサー活動を経て、現在フリーランスでダンスを踊りながら、名古屋女子大学文学部助教として、「身体表現」「身体活動」に関する授業の教鞭をふるっている。

コメント|「ダンス」と聞いて、どんなものを想像するでしょうか?様々な芸術分野と同じく、ダンスも日々進化し続けています。「ジャンル」にとらわれないダンス。身体だからこそ感じる「何か」をぜひ体験していただければと思います。(豊永洵子)

【共演】
風岡美沙、杉山絵里、津曲晴子

料金

フレンズ会員・一般500円

全席自由
未就学児の入場はご遠慮ください。
前売完売の場合、当日券の発売はありません。

チケット発売日

12月2日(土曜日) フレンズ会員先行発売
12月9日(土曜日) 一般発売

チケットの取り扱い場所

長久手市文化の家 0561-61-2888(チケット専用 ※電話予約は発売日の翌日から)
Nピア(アピタ長久手店2F) 0561-63-9200 窓口販売のみ

チケット購入方法

主催

長久手市

助成

平成29年度文化庁劇場・音楽堂等活性化事業

DenchuLab5日目

周りの方からアドバイスを頂きつつ、悩む。

いろいろな選択肢があり、それもよい、たしかに!と頷き、広かっていきます。

一度広げて、ごちゃっと混在して、あらら、どうしよう、となった後に

それでも残ったものたちが、本当に形になってくることとと思います。

学生ぶりの石膏型を作りました。

もちろん、衣服を作っていますよ。

 

 

DenchuLab 4日目レポート

サンルームから見えるもの、見えないもの。

ご近所の方へのインタビュー

書籍からは見えない生前の田中先生の様子が、ひとりの人として見えてくる。

情の厚い、真摯で、驕らない方だったからこそ、仲間が出資してアトリエを作ったのだろうと思います。

花のない庭に、朽ちかけの山茶花一凛

花壇の雑草にうもれている切り株。この樹はもしかして、田中先生も観ていたかもしれない。

庭も大正時代とは違っているようですが、この飛び石たちは時代を超えてここに在るような、気がする…。

風景なんて描くのは学生ぶりじゃないかしら。

彼是10年…小さいころから絵が好きで、それで美術の学校に進んだことを思い出しました。

DenchuLab2日目レポート

今日は初日に引き続き、田中邸の模様を採集しました。

気になっていた「サンルーム」は娘さんの体調が芳しくなかった際

外出ができないことを気遣って後から改築して作られたものだそうです。

それを聞いてから、娘さんはその窓から何を観ていたのかが気になっていました。

1月の庭は葉が落ちた木々の枝が凛と立ち上がっていて

色彩は少ないながら心地よい陽の光が差し込んでいました。

果たして娘さんが絵を描いていたかはわかりませんし、木々の様子からして、きっと大正の当時から

ここに生きている樹木はいないのだろうけれど。

普段描くのは衣装のデザイン画や人物のラフばかりなので、じっくりと、ものを描くと元気になりました。

公開は2018年2月24日~3月4日を予定しています。

DenchuLabについて→http://okatte.info/denchu/

たいとう歴史研究会について→http://taireki.com/hirakushi/

DenchuLab1日目レポート

制作1日目@平櫛田中邸

平櫛田中邸の管理をされている椎原さん(たいとう歴史都市研究会)からお話をうかがいました。

田中邸のお掃除の仕方、障子紙の大きさが人が手で紙を漉けるサイズであり

そこから障子のサイズが必然的に決まってきていること

田中先生が実際に生活で使っていたであろう近所の商店の話など、興味深いことばかりです。

今日は早速、田中邸の模様採集を始めました。

大正8年に建てられたアトリエは、彫刻に適した安定した明かりを取るために真北を向いています。

その採光の大きな窓ガラスは当時のもので、近づいてみると(とっても高い位置にあるのです)

優しい凹凸がありました。

北側で天井が高いこのアトリエ、冬場はきっと今のように冷え込んだんだろうな

田中先生も「おお寒い」なんて言いながら制作していたんじゃないかしら。

今回は制作記録を映像作家の野本直輝さんにお願いしています。どんな展示になるか、ご期待ください。

公開は2018年2月24日~3月4日を予定しています。

DenchuLabについて→http://okatte.info/denchu/

たいとう歴史研究会について→http://taireki.com/hirakushi/

 

DenchuLab

DenchuLab(デンチュウラボ)は、日本の近代彫刻を拓いた彫刻家・平櫛田中の

旧居兼アトリエである旧平櫛田中邸(きゅうひらくしでんちゅうてい) を、アート
を通じて地域・世界の人々と再生し、新たな創作と交流の場として育てていく活
動の一環として、アーティストの制作・発表を応援する事業です。

こちらの事業に支援アーティストとして採用頂きました。

作品発表は、2月23日〜3月4日を予定しています。
ぜひ会期中、足をお運びください。

詳細は上記DenchuLabのウェブサイト、またはFacebookページをご確認ください。

こちらのブログでも随時更新していきます。

 

断片集

         

演出:遠田誠
出演:菊沢将憲、酒井直之、鈴木綾香、中村駿
音楽:井上裕二(Dill)
照明:久津美太一
衣装:田村香織(HAReGI)
宣伝美術:太田博久(golzopocci)
協力:住吉智恵(TRAUMARIS)
原口佳子(モリブデン)
牛川紀政

photo by Masayuki Miyamoto

Shogun

デビルスティックパフォーマーSHOGUNの衣装

色鮮やかな羽織の中に、藍染の上下を忍ばせる。

 

種も仕掛けもない棒が命を吹き込まれたように動いたり、3本のスティックが立体的に模様を織りなす。

羽織背面の模様は、中央が窪んだスティックの形をデフォルメしている。

 

photo by  趙曼伶