「残光」闇に沈める光、「曙光」闇を明ける光。
岩渕貞太は、人間や生物の歴史を孕む肉体を舞踏や武術の思想から紐解き、日本人の肉体を元に、身体の普遍性を導き出す試みをしています。
今回は二作品を通し、男性性と女性性、死と誕生、退廃と進化、未来と過去、その円環と結界の“あわい”、”不二の世界”を現出させようとするものです。
男性独舞「残光」 [振付・出演] 岩渕貞太
女性群舞「曙光」 [振付・演出] 岩渕貞太 [補佐] 入手杏奈
[衣装デザイン、制作]田村香織
[テキスタイルデザイン]笠原しい(画家)
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曙光では、笠原さんに描きおろしていただいた作品をテキスタイルにして、1人1人異なるデザインのワンピースを作成。
残光では、中世的な印象を与えることを狙ったドレスシャツとスカートを作成した。